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本格的な冬の前に!冬の防災準備を始めよう!

本格的な冬の前に!冬の防災準備を始めよう!

はじめに

昨今、防災対策についての認識が浸透し、非常持ち出し袋や備蓄の準備も当たり前になってきました。
防災用品も手に入りやすくなり、家族一人ひとりに合わせた防災リュックを自作する人も増えていることでしょう。
今回は、そんな防災準備を「冬装備」にするために必要なものをご紹介します。
厳冬期になる前に、しっかり対策をしておきましょう。

厳冬期の防災準備!おすすめグッズ5選

厳冬期の防災対策は、一般的に販売されている非常持ち出し袋などでは不十分な面があります。
冬の防災準備に加えたいおすすめグッズは以下の5つです。

・服と下着
・マスク
・のどあめ
・使い捨てカイロ
・食品加熱パック

服と下着

夏であればシャツ1枚でも死ぬことはありませんが、冬だと低体温など命に係わることもあります。
最低一泊分の服と下着は準備しておきましょう。
分厚い服もいいですが、薄い服を重ね着する方が温かさを保てます。もし服がなければ新聞紙を服と服の間に挟むのも効果がありますよ。
また、避難所等では床から寒さが上がってきますので、靴下やレッグウォーマー、ネックウォーマー、腹巻なども準備しておきましょう。

マスク

冬の避難所生活で気を付けたいのが感染症です。
有事の際は、医師の診察を受けるのにも時間がかかりますし、感染リスクが高い人への感染も心配です。
マスクは、感染者側・非感染者側双方の感染リスクを低減させることがわかっていますので、自分のため、他人のためにも集団生活の際にはマスクをするようにしましょう。
また、マスクをすることで吸い込む空気の湿度も上がるので、のどの乾燥防止にもなります。

のどあめ

喉の乾燥防止と糖分摂取のために、のどあめを入れておきましょう。嵩張らないので防災バッグのポケット部分に入れておけます。
のどあめが苦手な人は普通のあめでもかまいません。
唾液が分泌され、喉や口の中の湿度が保たれることでウイルスなどの体外に排出されやすくするため、感染症予防としても有効です。

使い捨てカイロ

簡単に暖が取れ、火災の危険が少ない暖房用品として使い捨てカイロは優秀です。
貼るタイプよりも貼らないタイプの方が、持続時間が長いですが、温かさをしっかり感じられるのは貼るタイプです。
このあたりは好みによって選んでください。

食品加熱パック

避難所に行くなら温かい飲み物や食事で体の中から温められる、食品加熱パックがおすすめです。
缶詰、パックされた調理済みの食品、缶入りの飲み物などが温められます。
何度か再使用できるので、数日程度なら1袋で十分対応できます。

自宅避難で必要なもの4選

避難所に行かず、自宅避難を選ぶ場合、もう少し寒さ対策ができるかと思います。
自宅避難の際に必要なものは以下の4つです。

・ストーブ
・カセットコンロ
・布団と毛布
・湯たんぽ

ストーブ

自宅避難の場合は、しっかり暖が取れるストーブを準備しておけると安心です。
石油ストーブは電池と灯油があれば使えますので、停電しても使える優秀な暖房器具です。上部でお湯を温めることもできますので、準備ができそうならこちらがおすすめです。
ただ、火災の原因として良く上げられる暖房器具でもありますので、周りに可燃物を置かない、風などでストーブの近くに飛ばないようにするなどしっかり火災予防対策もしておきましょう。

もっと手軽なのがカセットガスストーブです。燃費は悪いのですが、ガスボンベで使えるので日常的にストーブを使わない場合はこちらの方が扱いやすいと思います。
ガスボンベ1本で2~3時間程度使用できますので、大きな部屋より小さめの部屋で使用した方が節約できます。

カセットコンロ

温かい飲み物や食べ物は、体だけでなく精神的にも安心感が生まれます。
災害時は停電やガスが止まることを想定し、カセットコンロは準備しておきましょう。
ガスボンベ1本は強火で使うと約1時間で使い切るので、一日1~1.5本と考えると、10本程度は備蓄として置いておきたいところ。

布団と毛布

いつも使っている布団でも十分ですが、暖房器具が使えない場合に備えてプラスアルファで布団と毛布を準備しておきましょう。
薄手の羽毛布団や発熱するタイプの毛布などが嵩張らずにしまえて扱いやすいと思います。
クッションにできる布団収納袋を活用するのもおすすめです。

湯たんぽ

古くからある優秀な暖房器具ですね。
最近はいろんな素材のものも増えていますが、おすすめは冷めにくい陶器製の湯たんぽです。
重さはありますが、熱湯なら24時間温かさを感じられるので何度もお湯を交換しなくて済みます。
先述の布団や毛布と合わせてこたつのように使ってもいいでしょう。

まとめ

今回は、冬の防災準備についてご紹介しました。
いつもの準備だけだと不十分な部分もありますので、本格的に冬が始まる前に少しずつ準備を始めましょう。
カイロやガスボンベなどはローリングストックでも賄えますので、ある程度の数を確保しておいてもいいと思います。
災害時でも、できる限り普段に近い生活ができるよう備えておきたいですね。

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