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【家庭編】災害時の備蓄は何が必要?備蓄品と量を解説【2025年最新版】
はじめに
地震や台風、大雨等による水害にも対策が必要になってきた昨今、命を守る第一歩として注目されるのが災害用備蓄です。
いつ来るかわからない分、もったいないと思う気持ちも理解できますが、いざという時に「備えておけばよかった」と後悔しないために、今できる準備を解説していきます。
家庭での備蓄は何を何日分準備すべき?
各家庭で備蓄を準備する時、何を何日分準備しておくべきなのでしょうか?
ここでは、家庭での備蓄に必要なものや量について詳しく解説していきます。
最低3日分、できれば1週間分が推奨量
国や自治体は「最低3日分、できれば7日分」の備蓄を推奨しています。
被災した場合、水や食料など命に直結する支援が来るのは比較的早く、それ以外の支援には1週間以上かかる場合があります。
それを踏まえ、数日~1週間程度は自助できるだけの備蓄を備えておきましょう。
家族構成・既往歴によって備蓄を入れ替える
家族構成や持病の有無によって、必要な備蓄は変わります。
特に未就学児がいる家庭は、頻繁に入れ替えをしておく必要もあります。
| 必要な備蓄の一例 | ||
| 乳児 |
・おむつ(月齢に合わせたサイズ)×必要枚数(多めに準備する) ・おしりふき×必要個数 ・保湿剤 など |
【完全母乳育児】最低限の液体ミルクや哺乳瓶×必要数 |
| 【完全ミルク育児】1日に必要なミルク量及び哺乳瓶と消毒セット×1週間分 | ||
| 幼児 |
・離乳食×1週間分 ・おやつ(子どもの成長に合わせて準備) |
|
| アレルギーがある |
・アレルギー対応食×1週間分以上 ・発症時の薬 |
|
| 高齢者 |
・薬 ・歩行補助具※必要があれば ・高カロリー食品 |
|
完全母乳育児であっても、母親が十分に水分・栄養が取れなかったりストレスがかかったりすることよって母乳が出なくなることもあります。
そのため、最低限の液体ミルクは準備しておきたいところです。
乳幼児やアレルギー対応食は、支援物資として手に入るまで時間がかかることが予想されますので、普通の備蓄品より多めに準備しておくと安心です。
特に乳幼児は、備蓄品に入れる食品に慣れておく必要もありますので、より注意して備蓄品を選びましょう。
また、日常的に服薬している方は、薬自体を備蓄に入れることは難しくとも、すぐに持ち出せるよう準備しておくなどの対策も必要です。
高齢者で食欲が落ち気味の方は、エネルギー不足にならないよう高カロリー食品も入れておくことをおすすめします。
最低限揃えておくべき備蓄品
次に、家庭で最低限備えておくべき備蓄品について解説します。
家族構成やそれぞれの食事量に合わせて微調整していきましょう。
水・食料
・水:1人1日3ℓ×家族人数×3日~1週間分
・食料:1人1日3食×家族人数×3日~1週間分
水は、飲料水の他、調理用やオーラルケアといった生活用水を含みます。
全てペットボトル飲料にするのは難しいという方は、水道水を2ℓペットボトルに入れておくと3日程度もちますので、参考にしてみてください。
食料は、レトルト食品、肉類・魚類・果物の缶詰、アルファ化米、乾パン、栄養補助食品、野菜ジュース、ゼリーなどを中心に用意しておくといいでしょう。
水や食料は、賞味期限の関係や好みの問題もありますので、ローリングストックで管理しておくことをおすすめします。
乳幼児がいる家庭は、おむつ、ミルク、離乳食も準備しておきましょう。
特に、離乳食期の乳児は食べるかどうかわからない場合もあるため、普段から市販の離乳食も試しておくことが大切です。
生活用品
・簡易トイレ:1人1日5~7回×家族人数×3日~1週間分
・トイレットペーパー:6ロール~12ロール
・生理用品:2ヶ月分程度
・オーラルケア用品:家族人数分
・常備薬・持病の薬
家庭用備蓄のトイレは簡易トイレと呼ばれるものがおすすめです。
自宅のトイレに設置するだけなので、使用感も変わりません。
最低限の備えは3日~1週間分ですが、断水した場合1カ月以上かかることも考えて、100回分程度は必要かもしれないと頭の片隅に置いておいてください。
トイレットペーパーは、女性は男性の倍程度使用することを考慮して準備しておきましょう。
防災グッズ
・懐中電灯
・電池
・モバイルバッテリー
・ラジオ
・軍手
・ホイッスル
・ビニール袋
・使い捨て食器
停電時に備えて、懐中電灯や電池、モバイルバッテリー、ラジオは確実に入れておきたい備蓄品です。
ビニール袋は、調理やごみの処理、トイレなど使用する場面が多いため、湯煎調理ができるものと防臭性が高いものの2種類準備しておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、各家庭で最低限必要な備蓄品について解説しました。
水と食料はもちろん、衛生面からトイレもかなり重要な備蓄品になります。
準備をしても家族全員で使用したら1日分にしかならなかったということもあり得ますので、きっちり計算した上で購入するようにしましょう。
本記事で紹介した備蓄品は、あくまで最低限必要なものですので、それぞれ必要になりそうなものは、家族間で話し合い、追加していきましょう。
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