消防・防災情報

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【防災の日】災害時に役立つ生活の豆知識!~日用品活用編~

【防災の日】災害時に役立つ生活の豆知識!~日用品活用編~

はじめに

災害時には、物資も満足に得られず、避難所に行ってもすぐに必要なものが必要数揃うとは言えません。
しかし、被災時にもできるだけ快適な住環境を整えることは、肉体面でも精神面でもとても重要なことです。
今回は、そんな時に役立つ生活の豆知識をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください、

新聞紙で作れるもの2選

新聞紙は、水に濡れてもすぐに破れない・においを吸収する・防寒性がある・紙なので手を加えやすいなど、防災用品として優秀な点が多い優れものです。
今は、新聞を取っていない家庭も多いので必ずあるわけではないかもしれませんが、手に入ったときは防災用品として何日分か置いておくといいでしょう。
ここでは、新聞紙で作れる、知っておくと便利なものを3つご紹介します。

ブランケット・防寒具

袋にちぎった新聞紙を入れるだけで、ブランケットの代用品が作れます。
手のひら大ぐらいに新聞紙をちぎり、袋の3分の2くらいまで入れます。
45リットルのゴミ袋で作れば、足をすっぽり覆うこともできますので、避難所等で毛布が足りないときなどにもおすすめです。
なお、肩にかける、お腹に巻く、足首に巻くなどでも暖が取れます。

新聞紙で作るので、ポリ袋やラップ、アルミホイルなどを敷いて使用します。

コップの作り方
1.新聞紙を正方形に切ったあと、三角に折る
2.それぞれの頂点を内側に折り、コップの形にする
3.ビニール袋などを入れると完成

舟型の作り方
1.新聞を半分に折る
2.1をさらに半分に折って折り目を付けてひらく
3.ひらく方の角を、真ん中の折り目に向けて三角に折る。反対側も同様に折る
4.繋がっている方も3と同様に三角に折る
5.そこに1センチほどの折りすじを付ける
6.5を開いて形を整えると完成

ダンボールで作れるもの3選

ダンボールはある程度強度があるので、イスやテーブルなどとして使うには最適です。
また、レジャーシート代わりやパーテーション替わりにもなります。
通販を利用したときやスーパーでもらえるダンボールを数枚置いておけると安心ですね。

トイレ

避難所でトイレが長蛇の列になっているなんて話はよく耳にします。
実際に使うにはプライベートスペースが確保できるか等の問題もあるので、すぐに実行するのは難しいかもしれませんが、トイレの作り方を知っているだけでも不安感は多少軽減できるかと思います。

作り方
1.ダンボールの口をガムテープで固定する
2.ダンボールの上部にカッターなど便座のように穴を開ける
3.ゴミ袋をセットする(2枚くらいがおすすめ)
4.ゴミ袋の中に吸収材替わりの、細く割いた新聞紙を敷き詰めれば完成

吸収材替わり新聞紙は、猫砂やおむつなどでもかまいません。
スーパーの袋ぐらいの大きさにすれば、1回ごとに袋を変えるだけでいいので衛生面からもおすすめです。
捨てる際は空気を抜いて口をしばって捨てましょう。
ただ、このままだと座る場所の強度はあまりないですので、しっかり座ってしたい方は空のペットボトルなどで座面を補強してください。

ベビーソファ

一人で安定して座れないお子さんと避難所生活を想定すると、知っておいて損はないかと思います。

作り方(32cm×32cm×19cmのもの使用)
1.ダンボールの口をガムテープもしくは折り込んでで固定する
2.32cm×32cmの面を上にして、子どものお尻の幅より少し広めでマーキングする
3.正面から見て縦方向に切り込みをいれる。上部を25cm(手のひら1枚半)ほど、横面を10cm(手のひら2/3)ほど切る
4.切り込みを入れた面部分を中に折り込んで座面と背面にする

ブランケットやタオルを敷くとお尻も痛くなりにくく快適になります。
大きなサイズでも作れますので、お子さんの体の大きさに合わせてダンボールを選び、切り込みを入れてください。

パーテーション

ダンボール2つでパーテーションも作れます。
角の部分で土台を2つ作り、もう一つを開いて差し込むだけの簡単なパーテーションですが、一目が気になる避難所では役に立つと思いますよ。

作り方
1.ダンボールの上下を開く
2.角を中心に左右が均等になるよう印をつける
3.上下の蓋とともに印をつけた部分で切る。これを2つ作る
4.蓋部分を合わせて三角形が2つできるように折り、ガムテープなどで固定する。これを2つ作る
5.三角形の間にある隙間にダンボールを差し込んで完成

まとめ

今回は、家にあるもので手作りできる日用品をご紹介しました。
災害の備えを十分に、充実したものを置いておければ何よりですが、難しい場合も多いでしょう。
そういったときに、身の回りにあるものでできる対策を知っておけば、何かと役に立ちます。
災害がいつ起こるかわからないからこそ、知識はつけておきたいものですね。

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