消防・防災情報

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災害ボランティアについて~参加の手順~

災害ボランティアについて~参加の手順~

はじめに

1995年1月17日の阪神・淡路大震災から広がった一般市民によるボランティア。
この年はボランティア元年と言われ、現在ではボランティア支援も充実してきています。
しかし、災害ボランティアも闇雲に向かえば被災地の迷惑になるため、しっかりした準備が必要になります。
今回は、災害ボランティアに参加する際の手順についてご紹介していきます。

災害ボランティアの情報を収集する

まずは、被災地に関する情報を収集します。
情報収集するにあたっていくつかポイントがあるのでそれぞれ解説していきます。

最新情報の収集・確認

全国社会福祉協議会のホームページでは、災害ボランティアの募集状況などがわかる特設ページが設けられています。
そこに掲載されている被災地情報から、各県・市の災害ボランティア募集ページに飛ぶことができます。
日時や活動内容を確認し、事前登録が必要であれば登録を済ませます。

詳細内容は各市町村や都道府県が運用するSNSで告知されることもあるので、余裕があればフォローしておきましょう。
特に、被災後時間が経過するとそちらで詳しい案内をすることが多いので、ボランティアを考えている方は要チェックです。

災害発生初期は電話での問い合わせはNG

災害が発生した直後からしばらくは、重要情報のやり取りや人手の確保に苦慮する自治体が多いです。
そんな中、ボランティアの募集の問い合わせをしてしまうと、人手が取られる上に貴重な電話回線が一つ潰れることになります。
逸る気持ちもあるかと思いますが、被災地のことを考え電話で問い合わせをするのは控えましょう。

被災地への移動準備

情報を収集し、被災地のボランティア募集状況が把握できたら、準備をして被災地へ移動します。
被災地への往復の移動手段を確保し、早めに準備を終えておきましょう。
ただし、被災地のボランティア受入態勢が整うまでは現地へ乗り入れるのはご法度。
ボランティア募集情報が出たらすぐに行動できるよう、準備するにとどめておきましょう。

自家用車なら高速道路無料措置を利用する

災害ボランティアに向かう際、高速道路を使う必要もあるかと思います。
その際に使えるのが、高速道路無料措置です。
「災害ボランティア車両高速道路通行証明書発行システム」(https://exvolunteer.jp/VoUsr010/linkDisplay)に事前登録しておけば、高速道路が無料で利用できます。
専用webサイトから必要事項を登録できますので、市外・県外から災害ボランティアに向かう場合は活用してください。

無料で高速道路を利用する際に必要書類は以下になります。
・災害ボランティア車両高速道路通行証明書
・写真付きの公的な証明書(免許証等)
・通行券

印刷した「災害ボランティア車両高速道路通行証明書」と高速の入り口で発券される通行券が必要になりますので、必ず一般レーンで高速に乗ってください。

ボランティア活動保険に加入しておく

ボランティアに参加する際は、ボランティア活動保険に加入しておきましょう。
被災地への移動中から活動中の事故、被災者の貴重品を破損してしまった場合の損害賠償も補償されます。
有効期間は1年、350円から550円と安価ですので、自分のためだけでなく、被災者のためにも、災害ボランティアに向かう前日までには加入しておきましょう。

団体参加なら手間が省ける

個人参加はいろいろと調整や手配する必要があり自信がないという場合は、被災地の社会福祉協議会などが主催しているボランティアに参加するのも一つです。
各所の確認や調整、手配をしてくれるので、手間は少なくなります。
ただ、主催者側のスケジューリングで動くことになるので、自分の都合のいい日に行きたいという希望には添えないかもしれません。

被災地で活動

いよいよ被災地で活動を行います。
被災地に到着したら何をするか説明していきます。

災害ボランティアセンターで受付・登録

災害ボランティアセンターが開設されていますので、そこで受付と登録を行います。
ここで登録をすることで、被災者のニーズを照らし合わせ、ボランティアをマッチングしてくれます。

オリエンテーション(事前説明)

オリエンテーションは、以下のようなタイミングで行われます。
・出発前:住んでいる市町村の社会福祉協議会等から講義形式や動画視聴などでの説明
・移動中(団体の場合):バス、電車、待機場所などで情報共有・確認
・被災地到着後:現地災害ボランティアセンタースタッフなどから説明
・活動現場:チームのリーダーから最終確認等

被災地に到着後のオリエンテーションでは、目的や当日の流れ、最低限のルールやマナーの確認を行います。
出発前や移動中のオリエンテーションと内容が違うこともありますが、現地スタッフの指示に従うようにしてください。

活動報告、記録

ボランティア活動が終わり、災害ボランティアセンターに戻ってきたら、その日の活動を報告します。
活動報告はその後のボランティア活動にも生かされますので、気付いたことがあれば積極的に報告しておきましょう。

まとめ

今回は、災害ボランティアに参加する方法をご紹介しました。
災害ボランティアに参加するのは敷居が高いかもしれませんが、被災地の人々にとってはありがたい人手であることは間違いありません。
それに、被災直後でなくとも長期にわたって支援することが必要になってきますので、自分に合うサポートが始まる期間に参加するのもいいと思います。
ボランティア元年である阪神・淡路大震災から30年。さらなる助け合いの精神が育つことを祈っています。

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