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消防士はどんな防災対策をしている?実例を交えて紹介!

消防士はどんな防災対策をしている?実例を交えて紹介!

はじめに

みなさんは、消防士や防災士と言った災害のエキスパートともいえる人はどんな防災対策をしているのか気になりませんか?
すごい防災対策をしているんじゃないか、特別な方法があるんじゃないかと聞かれることもありますが、実はそんなに大層な対策はしていません。
今回は、消防士・元消防士夫婦がどんな防災対策を行っているのかをご紹介します。

消防士宅の防災対策!備蓄はどれくらい?

我が家の家族構成は、大人2人、子ども1人(未就学児)の3人家族です。
夫が消防士なので、被災地になった場合は出動、被災地から近い地域となった場合、援助隊として出動する可能性があるため、1週間は帰宅しないことになるでしょう。
そのため、我が家の備蓄は大人1人分と子ども1人分となります。

長期保存の防災用非常食は最低限

防災用非常食は味に癖があり子どもが嫌がったため、常温保存できる食材中心にローリングストックしています。
備蓄一覧の品は切らさないようにして、それ以外のものは季節やタイミングで追加したりしています。
子どもがいる家庭では、一度防災用非常食を食べる機会を持って、食べられるかどうか確認しておくといいでしょう。

備蓄一覧
防災用非常食 おかず・ご飯各3食分
スナック缶 1~2缶(ビスコ)
レトルト食品 ・5年保存カレー×3
・通常のレトルトカレー×5~10
・レトルトのパスタソース×5
・カップ麺×5
パックご飯 6食分
パスタ 2㎏
缶詰 10個前後
ベビーフード 3日分
ゼリー ・カップ×3
・パウチ×5
肉巻きおにぎり 10個前後
ロングライフブレッド 10個前後
飲料水 ・水:2ℓ×6本
・麦茶:2ℓ×6本
・経口補水液500ml×4本
パックジュース 1箱分程度
ガスボンベ 6本

長期保存の防災用非常食は、9月1日の防災の日に賞味期限を点検し、年内に賞味期限が来るようなら入れ替えを。
ベビーフードはすでに月齢を過ぎていますが、ハンバーグやつみれ汁、うどんを中心に入れています。
子どもの食欲がない時の低血糖防止のためにゼリーやパックジュース、経口補水液も準備するようにしています。これは風邪の時にも利用するため、定期的に賞味期限を確認して入れ替えをしています。

子どものおむつ、おしりふきは多めに準備

子どものおむつは支援物資として届くのにも時間が掛かることが多いため、常に2袋は備蓄できるように準備しています。
広げて使えば大人のトイレの給水剤として使えるため、サイズアウトしたものも置いておくといいでしょう。

おしりふきは、手口拭きと兼用しているため、多めに準備。
体を拭くのにも使えるため、大判で厚手のものと薄手のものの2種類を用意しています。
おしりふきと手口拭きは、成分はほぼ変わらず、おしりふきには若干保湿成分が入っている点、手口拭きは大判なものが多い点を除けば、兼用しても特に問題なく使えています。

非常用持ち出し袋は?

我が家の非常持ち出し袋は、玄関横の部屋の入口、目線より少し低めの位置に置いています。
子どもがいるため基本は自宅避難を選択、自宅が被害を受けた場合は徒歩3分の場所にある小学校もしくは公民館に避難予定。
それを踏まえた非常持ち出し袋の中身を紹介します。

基本の防災用品に+αで子どもと避難する場合のものを

基本の防災用品の中身より、若干少なめの内容になっています。
というのも、現在妊娠していることもあり、子どもを抱っこしながらの移動となると、荷物の重さがかなりきつくなるからです。
ある程度動ける重さを考慮して、本当に必要最低限の物品となっています。

非常用持ち出し袋の中身
貴重品 ・1000円分の小銭と紙幣
・保険証と母子健康手帳のコピー
・銀行口座番号のメモ
食料品 ・防災用非常食1日分
・ベビーフード1日分
・あめ
・水500ml×2本
衛生用品 ・ファーストエイド
・大人用マスクと子供用マスク
・生理用品
・薬(子どもの解熱剤)
生活用品 ・歯磨きセット
・おむつ
・おしりふき
・小さめのゴミ袋
・カッター
・電池
・ラジオ
・カイロ
・アルミブランケット
・ホイッスル
・皮手袋
・ザイルロープ
・カラビナ
子ども(未就学児)の非常用持ち出し袋
食料品 ・パックジュース125ml×3本
・いつも食べるおやつ

貴重品と衛生用品はほぼ固定、食料品と生活用品は、子どもの月齢に合わせておむつや食べ物の入れ替えをするため結構細かく変動します。

やはり食料品は嵩張るため良いものがないか探していますが、やはりアルファ化米が嵩張らず軽量で最適かなと感じています。
ライトは玄関横の見えやすい位置に置き、靴は履きなれたトレッキングシューズを準備、定期的に劣化していないがチェックを。
皮手袋とザイルロープは何にでも使えるので、カバンの外側に結着しています。

子ども用の非常用持ち出し袋には、少しでもいつも通りのものが食べられて、ストレスを軽減できるよう、基本的には好きな物を入れます。
今はおやつとジュースですが、もう少し大きくなったら防災用非常食やペットボトルの水などに移行していく予定です。

まとめ

今回は、消防士宅の防災対策をご紹介しました。
自分で防災対策をするのが難しいようなら、防災用備蓄や非常用持ち出し袋のセットを上手く使っていきましょう。
電気やガス、水道が使えなくなった時にどういうものが必要か、家族でゆっくり考える時間を取ってみるのもいいと思いますよ。
この記事を参考に、ぜひ備蓄や持ち出し袋の見直しをしてみてくださいね。

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