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2025年の台風はどうなる?台風対策と備えは万全に!
この記事の目次
はじめに
平年なら5月末から6月上旬に台風1号の発生が観測されますが、2025年の台風は、6月11日に台風1号「ウーティップ(WUTIP)」が観測され、平年よりかなり遅い発生として注目されました。
平年より遅いと、台風の上陸数や規模に変化はあるのでしょうか?
今回は、2025年の台風の予想や対策について解説していきます。
2025年の台風は?
2025年の台風予想はどうなっているのか、詳しく解説していきます。
今後の台風対策のためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
台風の接近は「平年並み~やや多い」予想
2025年の台風は以下のように予想されています。
・発生数は平年並み
・接近数は平年並みかやや多い
・8月以降は日本列島に接近しやすい
・発生から日本列島に接近するまでの期間が短くなる傾向
2025年は、日本の南側で太平洋高気圧の張り出しが強く、台風発生位置が例年より西側に寄っています。
日本列島により近い場所での発生となるため、台風発生から接近までの期間は短くなると予想。
9月以降も、台風の接近自体は平年並みもしくはやや多いと考えられます。
接近までの時間は短くなる可能性が高い
日本列島により近い場所での発生になるため、接近までの期間が短くなり、日頃からの備えが重要になってくるでしょう。
8月21日に発生した台風12号は、発生からわずか8時間で九州南部に上陸しています。
ここまで短時間で上陸することはまれですが、今後このような状態に陥らないとも限りません。
また、10月まで日本に接近するルートを通る可能性も高く、秋雨前線もあるため、台風シーズン終盤まで大雨への警戒も必要です。
雨どいや排水溝の清掃、避難経路や備蓄、浸水区域の確認をしておきましょう。
台風に備えて備蓄の確認を!
近年では、2018年の台風21号、2019年の台風15号、2022年の台風14号で、大きな被害がありました。
今年は、台風シーズン終盤まで警戒すべき点と秋雨前線の時期が重なることから大雨への警戒も必要です。
台風へ備えて、改めて備蓄を確認しておきましょう。
備蓄の目安量
備蓄は、成人一人が1日に必要な水、食料の3日分以上が基本です。
これは、災害時の帰宅困難者対策として、内閣府のガイドラインで示されています。
家庭内では、大規模災害を想定して1週間分を準備しておけるとなお良いでしょう。
そして、水や食料を中心に、年齢・性別・既往歴・居住地域・季節によって必要なものを調整していくのがおすすめです。
特に食料は、3日分でも家族の人数分となるとかなりの量になるため、ローリングストックも活用し、備蓄しておきましょう。
非常食:長期保存可能なもの。アルファ化米、缶詰パン、乾パン、ようかん など
日常食:ローリングストックを活用し、使用したら補充しておく。レトルトカレー、レトルト米、肉・魚・フルーツ等の缶詰、ロングライフパン、野菜ジュース、おやつ など
災害時は、なるべく日常生活に近い食事を摂ることも、ストレス緩和のためには大切です。
普段食べているものや、気晴らしのおやつなども準備しておくと安心ですよ。
また、性別や年齢ごとに必要なものもありますので、内閣府のガイドラインなどを参考に備蓄を確認しておきましょう。
避難リュックの目安量
初動で持ち出す避難リュックには、食料の他にも最低限必要なものを入れておく必要があります。
しかし、入れすぎると重くなって避難に差し支える恐れがあるため、避難場所まで速やかに移動できる重さに留めておきましょう。
リュックの重さの目安は以下のとおりです。
・男性15kg
・女性10kg
・子ども体重の20%
キャリーケースの非常持ち出し袋を準備している方もいると思いますが、いざという時に持ち上げられないほど詰め込むのは止めましょう。
非常用持ち出し袋の中身はこちらを参考にしてみてください。
まとめ
今回は、2025年の台風予想やそれに対する備えについて解説しました。
2025年の台風が平年並みからやや多い予想ということで、今後台風の接近には十分警戒しておく必要がありそうですね。
また、台風の発生から接近までの時間が短くなることで、十分に備える時間がない可能性もあります。
大雨による浸水等も懸念されるため、改めて避難経路の確認や避難リュック(非常持ち出し袋)の見直しをしておきましょう。
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