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消防署では処理してくれない?期限切れの消火器の処理方法

消防署では処理してくれない?期限切れの消火器の処理方法

はじめに

ひと昔前までは、期限切れの消火器を消防署に持っていくと処理してくれることがありました。しかし、消火器の仕様変更に伴い処理方法は変わっています。
期限切れの消火器はどこに持っていくのか、どう処理するのかをご紹介します。

期限切れの消火器は使えない?

使用期限(設計標準使用期限)が切れたものは、中の薬剤が固まっていたり、破裂したりすることがありますので使用しないでください。
消火器の使用期限は8~10年、住宅用消火器は5年が使用期限です。事業所などは半年に1回以上の点検が義務付けられているため、使用期限が過ぎていれば気付きやすいですが、住宅用は自身で点検する必要があります。

使用期限が切れたらすぐに使えないわけではありませんが、保存状態によっては使用期限が切れていなくても使わない方がいい場合もあります。

よくあるのは、底部の腐食です。
水が多い場所などに置いていた場合、底部が腐食しもろくなっているので、消火器を噴射しようとしたり落としたりすると破裂する危険性があります。実際に負傷や死亡事故も起こっているので、使用期限に限らず外観の点検は怠らないようにしてください。
その他、蓋部分の老朽化や腐食なども多いですので、注意してください。

期限切れ消火器の耐圧(水圧)性能点検が義務化

2011年4月1日から、製造後10年経過の消火器に耐圧(水圧)性能点検が義務化されたことにより、3年ごとに全数の耐圧(水圧)性能点検が必須になりました
2011年までに製造された旧型式の消火器は2022年以降型式失効により設置できませんので確認してください。

2011年以降に製造された消火器は、10年経過時点で全数の耐圧(水圧)性能点検を実施し、その後3年おきに全数の検査が必要になります。

期限切れの消火器の処理方法

期限切れの消火器を消防署に持っていくと引き取ってもらえたり、薬剤の充填をしてもらえたりするのではと、持ち込む人もいます。
かなり昔にはなりますが、確かに期限切れの消火器を引き取ったり、薬剤の充填をしていた時代もあったそうです。

しかし、現在はどの消防本部も期限切れの消火器の引き取りは行っていません
消防署に問い合わせをすれば引取窓口等の紹介をしてくれますが、消防署で預かって処理してくれたりもしません。
期限切れの消火器の正しい処理方法について説明していきます。

国内製造の消火器はリサイクルへ

国内で製造された消火器はリサイクルできます。
なお、エアゾール式消火具・海外製の消火器は引き取りできません

そもそもエアゾール式消火具は「消火器」ではありませんので、自治体の分別ルールに従って、スプレー缶として廃棄してください。
中身は薬剤ですので、商品によって中身の廃棄方法が違います。各メーカーや購入した店舗で確認してください。

また、2010年以降に製造された消火器には「新品用リサイクルシール」か貼付されていますが、それ以前に製造された消火器には貼付されていませんので、リサイクルシールを購入する必要があります。
リサイクル先は、
①特定窓口
②指定引取場所
になります。こちらでリサイクルシールも購入できます。

①の特定窓口は、消火器を購入した店舗や防災事業者です。
ホームセンターなどで購入すると、購入した本数分引き取りをしてくれるところや、有料で引き取りをしてくれるところなどがあります。防災事業者は引き取りに来てくれるところもあるので、消火器を処分したいときは確認してみてください。

②の指定引取場所は、消火器メーカーや廃棄物処理業者です。
全国に200ヶ所あります。持ち込む場合は近くの事業所を確認して、必ず事前に問い合わせをしてから持ち込むようにしましょう。

弊社、浦野工業株式会社でも消火器のリサイクル引き取りを承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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